Netflixで配信された韓国ドラマ『ヒエラルキー』。
学園カーストの頂点にいる生徒たちと、そこへ“奨学生”として入り込む主人公の復讐が絡み合う、
スタイリッシュな学園サスペンスです。
※この記事はネタバレありで結末まで触れます。未視聴の方はご注意ください。
先に結論:『ヒエラルキー』は“復讐×学園カースト”をスタイリッシュに楽しむ作品
復讐ものだけど、いわゆる泥沼ドロドロ系というより「ビジュアルと空気感で見せる」タイプ。
登場人物に感情移入しにくいぶん、現実から少し距離を置いて観られる人もいそうです(暴力描写が苦手な人は注意)。
この記事でわかること
- 結末までのあらすじ(重要ポイントを整理)
- 作品の魅力と、好き嫌いが分かれそうな点
- 衝撃のラストシーンの考察(私なりの解釈)
「学園×格差が好きなら:『涙の女王』(考察系)もおすすめ」
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『ヒエラルキー』結末までのあらすじ(ネタバレあり)
カン・ハの転入と復讐の目的
物語の軸は、双子の兄の死に疑問を抱く弟・カン・ハ。兄の死の原因があると感じた学校へ、兄の欠員を埋める奨学生として入学し、真相を探りながら復讐を試みます。
リアン周辺の支配構造と校内の歪み
学校は、大企業の一人息子であるリアンを中心としたグループが実権を握り、奨学生へのいじめや、危うい噂が蔓延している状態。カン・ハは「リアンが兄を殺した」と疑い、証拠と情報を探ります。
ジェイに近づくほど揺れるカン・ハの感情
リアンに近づく手段としてカン・ハが接近したのがジェイ。ところが、接するうちにカン・ハはジェイの人柄に惹かれていき、復讐心との間で揺れ始めます。
盗撮動画と脅迫、そして噂の拡散
ジェイのもとに、リアンとの性行為を盗撮した動画が匿名で届きます。のちに脅迫の背景が明らかになりますが、警察へ提供する場面では、ある事情から“動画の一部が欠けた形”で提出されることに。
事情聴取の空気が学校に広がる中、上位カーストと奨学生の衝突が起こり、ジェイは奨学生に「事実をありのまま話そう」と呼びかけます。
学校の変化と“別れ”
冷淡だと思われていたジェイが変わっていくきっかけには、カン・ハの言葉がありました。「服従するだけじゃなく、一度反抗してみてもいい」――その言葉が、ジェイを動かします。
噂が拡散し、学校運営にも動きが起きていくなか、ジェイには海外行きの話が進み、別れの気配が濃くなっていきます。
ラスト:教室の死体と脅迫メール
出発当日、カン・ハはジェイに想いと謝罪を伝えます。ジェイもまた、別れ際に“本心”を示すような言葉を残し、物語はいったん区切りへ。
学校はいじめがない方向へ変わったように見えますが――エンディングでは、教室で誰かが死んでいる衝撃の場面が映し出され、リアンのもとへ脅迫メールが届きます。さらに、カン・ハの不気味な笑みが挿し込まれ、物語は不穏さを残して終わります。
魅力・見どころ(刺さったポイント)
- 復讐ものなのに、重すぎる泥沼に寄り切らず“雰囲気で見せる”
- ビジュアルの強さが現実離れしていて、作品世界に没入しやすい
- ジェイの服装・佇まいが象徴的で、視覚的な楽しみがある
本音レビュー(好き嫌いが分かれそうな点も)
- 主人公たちの倫理観が現実とズレて見えて、感情移入できない人もいそう(逆に“距離を置いて観たい人”には合う)
- 財閥×上位カーストという韓国ドラマらしい題材で、異世界感が強い
- 4人の“部屋”のような空間を見たとき、ちょっと『花より男子』を思い出してしまいました(笑)
- 暴力描写が苦手でも、現実離れした空気感のおかげで乗り越えられた部分も。ただ、苦手な方は心の準備推奨です
- それにしても…学生のスマホを乗っ取って監視するのは、怖すぎませんか…?
見終わって気になった疑問点
- ジェイの妊娠(周囲の側近がいるのに)なぜ表に出なかったのか
- リアンはあれほどジェイに執着しているのに、ジェイが暴力を恐れていることに気づけないのはなぜ?
- 「言えない」「伝わらない」が続くのはドラマの味でもあるけれど、もどかしさは強めでした
衝撃のラストシーン考察
ここからは、私の解釈です(正解は明言されていない描き方だと思います)。
倒れていたのは誰?
“誰が倒れていたか”は明確に示されないからこそ、視聴者に「次の支配が始まる」予感だけを残しています。個人的には、リアンの周辺(あるいは学校の新体制)に近い人物ほど、狙われる可能性が高い印象でした。
カン・ハの“笑み”が意味するもの
私の考察では、カン・ハの感情は「恋」よりも「復讐の完遂」に重心があるように見えました。ジェイに近づいたのも、リアンを追い詰めるためのルートだった可能性があります。
もしカン・ハが“利用できる人間関係”を冷静に読んでいたなら、ジェイの孤立や退場は、次の局面への布石にもなりえます。
新体制(校長・学校運営)は誰が握った?
校長交代後の新体制が詳しく描かれないのも、不穏さを強めるポイント。表向きは改善しても、裏で誰かが糸を引けば、支配の形が変わるだけで本質は残ります。
「学校が良くなったように見えた直後」に事件を置く構成自体が、“終わったと思わせて終わっていない”を示しているように感じました。
まとめ:ラストは“終わり”ではなく“次の支配”の始まり
『ヒエラルキー』は、復讐の決着をスパッと描くよりも、最後にもう一段“嫌な余韻”を残して終わる作品。
だからこそ、観終わったあとに考察が回りやすいのも魅力です。
暴力描写や強めの学園カースト表現が平気なら、ビジュアルと空気感込みで楽しめると思います。
今回のような緊張感のある作品は、音を上げなくてもセリフが聞き取りやすいイヤホンがあると集中しやすいです。
画面を大きくして没入したい人は、テレビで観られるFire TV Stickみたいな端末があるとラクでした(※お使いの環境に合わせて)。


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